動き
「青年期精神医学交流会」,10回の歩み
清水 將之
1
1名古屋市立大学医学部精神医学教室
pp.324-325
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903421
- 有料閲覧
- 文献概要
1992年11月28日,松本雅彦教授(京都大学医療短期大学部)を世話人代表として,京大会館において第10回青年期精神医学交流会が開催された。紅葉が終わりを告げようとしている京の街で,青年精神医学の臨床に関心を抱く様々な職種の130人が集い,17題の報告をめぐって実り豊かな討論が展開された。あえて演題内容の類別を試みるならば,症例研究が9題,治療論が4題,精神病理学的考察が4題という配分であった。この会としてはいささか演題数も内容も盛りだくさんでありすぎたきらいがないでもない。全体的にみて,1例の精神療法が報告される時間帯に論議が盛り上がっていたところに,この会の特徴が表れていたようにみえた。
第10回を迎えたこの機会に,青年期精神医学交流会の歴史をたどっておきたい。
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.