動き
第13回青年期精神医学交流会印象記
松本 英夫
1
1国立療養所天竜病院精神科
pp.564
発行日 1996年5月15日
Published Date 1996/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904109
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1995年11月18日,千葉県市川市の厚生年金基金会館で第13回青年期精神医学交流会が齋藤万比古担当世話人(国立精神・神経センター国府台病院精神科)のもとに開催された。会場は駅前で,東京駅からも交通に便利な場所であった。例年のように会期は1日で会場も1つであり,参加者全員で提出された症例を検討することができた。
発表された演題の数は10で,1演題について発表20分,討論10分が割り当てられており,討論するにはまずまずの時間であったと思われた。そして今年は最後に1時間のミニ・レクチャーが設けられた。演題は4つのセッションに分けられたが,各セッションごとにテーマが設けられてはいなかった。しかし概観すると摂食障害3題,精神分裂病2題,境界例2題,不登校その他3題であり,いずれも青年期の重要な障害に関する症例であった。その中でいくつか印象に残った演題を紹介したい。
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