増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
6 治療
Q67 発達障害の法律的な問題について教えてください
木村 一優
1
,
安保 千秋
2
1医療法人社団新新会多摩あおば病院
2都大路法律事務所
キーワード:
障害者差別解消法
,
Act for Eliminating Discrimination against Persons with Disabilities
,
合理的配慮
,
reasonable accomodation
,
刑事訴訟法
,
Code of Criminal Procedure
,
少年法
,
Juveniles Act
Keyword:
障害者差別解消法
,
Act for Eliminating Discrimination against Persons with Disabilities
,
合理的配慮
,
reasonable accomodation
,
刑事訴訟法
,
Code of Criminal Procedure
,
少年法
,
Juveniles Act
pp.738-741
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206972
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A 臨床上法律的なことが問題となってくるのは,学校や職場で合理的配慮が必要な時,消費者被害の被害者になった時,そして刑事事件の加害者になった時でしょう。障害者差別解消法,消費者契約法,特定商取引法,携帯電話不正利用防止法,刑事訴訟法や少年法などの法律が関与してきます。合理的配慮では診断書の依頼があるでしょう。被害者になった場合でも,加害者になった場合でも,その対象となった人やそのご家族,関係者の動揺は激しいでしょう。直接の対応は弁護士などと相談することになります。それでも法律上の多少の知識を伝えることは,安心感となり,その時点での最善の策につながると思います。
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