増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
6 治療
Q77 発達障害への認知行動療法は有効ですか?
大島 郁葉
1
1千葉大学子どものこころの発達教育研究センター
キーワード:
発達障害
,
developmental disorder
,
認知行動療法
,
cognitive-behavioral therapy
,
特性理解
,
understanding of characteristics
,
合理的配慮
,
reasonable accommodation
Keyword:
発達障害
,
developmental disorder
,
認知行動療法
,
cognitive-behavioral therapy
,
特性理解
,
understanding of characteristics
,
合理的配慮
,
reasonable accommodation
pp.775-777
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206982
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A 発達障害の特性そのものを認知行動療法で治療する(なくす)ことはできません。また,発達障害の特性はその人にとっての強みにもなりうるので,なくす必要はありません。発達障害者に対して認知行動療法を用いる場合,発達障害に関連するストレスのコントロールや,発達障害の二次障害としての抑うつや不安への治療法としては一定の効果が認められており,一般的に有効であると言えますが,適応には個別のアセスメントが重要となります。
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