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特集 精神医療・精神医学の組織文化のパラダイムシフト
日本精神神経学会のパラダイムシフトをめざして
Toward a Paradigm Shift in the Japanese Society of Psychiatry and Neurology
神庭 重信
1,2
Shigenobu Kanba
1,2
1日本精神神経学会
2九州大学
1the Japanese Society of Psychiatry and Neurology
2Kyushu University
キーワード:
日本精神神経学会
,
Japanese Society of Psychiatry and Neurology
,
パラダイムシフト調査班
,
Paradigm Shift Research Group
,
当事者研究
,
tohjisha-kenkyu
,
患者市民参画
,
patient-public involvement
,
共同創造
,
co-production
Keyword:
日本精神神経学会
,
Japanese Society of Psychiatry and Neurology
,
パラダイムシフト調査班
,
Paradigm Shift Research Group
,
当事者研究
,
tohjisha-kenkyu
,
患者市民参画
,
patient-public involvement
,
共同創造
,
co-production
pp.141-145
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206840
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抄録
日本精神神経学会は,当事者・家族あるいはその支援者の意見,視点を学会運営に取り入れる方策を調査することを目的として,「精神医学・精神医療に関するパラダイムシフト調査班」(以下,調査班)を設置した。これまで当事者・家族あるいは当事者研究や当事者学に詳しい方々から話を聞く機会を設けてきた。また,先進的に取り組んでいる英国の精神医学会とオーストラリア・ニュージーランドの精神医学会の取り組みを調査してきた。本稿では,調査班設立の背景と海外2学会の現状を紹介する。日本精神神経学会はその基本理念に「精神保健・医療・福祉の質的向上に貢献しなければならない」と掲げている。当事者やケアラーらの声を聴き,経験を知ることで,よりよい貢献のしかたを考えることができるに違いない。
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