Japanese
English
特集 ひきこもりの理解と支援
ひきこもり状態の人へのアウトリーチ
Outreach Services for Hikikomori
東出 香
1
Kaori Higashide
1
1こころとくらしの言の葉クリニック
1Kokoro to Kurashi no Clinic
キーワード:
ひきこもり
,
Hikikomori/withdrawal
,
アウトリーチ支援
,
outreach services
,
対話
,
dialogue
,
リカバリー
,
recovery
Keyword:
ひきこもり
,
Hikikomori/withdrawal
,
アウトリーチ支援
,
outreach services
,
対話
,
dialogue
,
リカバリー
,
recovery
pp.1523-1529
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206783
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抄録 現在,ひきこもり状態の人へ多くの機関でアウトリーチ支援が行われるようになってきているが,自宅への訪問を本人が積極的に望んでいないケースもある。そのため,アウトリーチという侵襲性の高い方法に医師が参画する場合は,特に強制性へ発展しないために,リカバリー志向の支援理念を多職種チームで共有することが肝要である。実践においては,「招かれざる客」であるがゆえのスキルが求められている。フラットな関係での対話による関係作りを最優先とし,関係機関と連携しながら,時には危機にも向き合う。生活の安定とともに見えてきた本人の強みや希望に寄り添い,オーダーメイドの支援を一緒に行う。ひきこもっても大丈夫な街作りのために,質の高いアウトリーチ支援体制の構築が望まれている。
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