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資料
アスリートのメンタルヘルスリテラシー教育プログラムに関するナラティブレビュー
Narrative Review of Mental Health Literacy Educational Programs for Elite Athlete
小塩 靖崇
1
,
藤井 千代
1
,
畠山 健介
2,3
,
水野 雅文
4
Yasutaka Ojio
1
,
Chiyo Fujii
1
,
Kensuke Hatakeyama
2,3
,
Masafumi Mizuno
4
1国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所地域・司法精神医療研究部
2一般社団法人日本ラグビーフットボール選手会
3New England Free Jacks
4東邦大学医学部精神神経医学講座
1Department of Community Mental Health & Law, National Institute of Mental Health, National Center of Neurology and Psychiatry, Tokyo, Japan
2Japan Rugby Players Association
3New England Free Jacks
4Department of Neuropsychiatry, School of Medicine, Toho University
キーワード:
メンタルヘルスリテラシー
,
mental health literacy
,
スティグマ
,
stigma
,
アスリート
,
athlete
Keyword:
メンタルヘルスリテラシー
,
mental health literacy
,
スティグマ
,
stigma
,
アスリート
,
athlete
pp.475-482
発行日 2020年4月15日
Published Date 2020/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206051
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抄録 本研究では,アスリートやその周囲のスタッフへのメンタルヘルスリテラシー(MHL)教育に関する文献研究を実施し,その内容および効果を記述するとともに,海外ですでに全国的規模で実施されているアスリートのメンタルヘルス対策について検討した。プログラムは,精神疾患に関する知識向上,援助希求あるいは援助行動の促進を目的に行われ,いずれも効果が示されていた。オーストラリアフットボール協会は,アスリートへのメンタルヘルス教育,アスリートによるメンタルヘルスに関する情報発信を実施していた。今後の課題は,MHL教育効果の持続性,波及効果を明らかにすること,アスリートによるアンチスティグマ活動の可能性の検討である。
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