Japanese
English
資料
社会的ひきこもり当事者の実態および保護者のニーズについての一考察
Consideration About the Actual Situation of the Social Withdrawal and the Needs of Their Parents
川乗 賀也
1
Yoshiya KAWANORI
1
1岩手県立大学社会福祉学部
1Iwate Prefectural University Faculty of Social Welfare, Takizawa, Japan
キーワード:
Family of the social withdrawal
,
Investigation of the actual situation
,
Self stigma
Keyword:
Family of the social withdrawal
,
Investigation of the actual situation
,
Self stigma
pp.953-958
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405205471
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
抄録
ひきこもりの支援において保護者が重要と考えられるので,ひきこもりを支援するNPO法人に相談に訪れた保護者から当事者の様子を調査し,今後の支援のあり方を検討した。40名の保護者を調査したところ当事者の50%が10年以上の長期にわたりひきこもっており,その保護者においても高齢化による支援力の低下が懸念された。また保護者のニーズとしては当事者だけでなく保護者を含めた相談支援の充実や,当事者の働ける場所を求めていることが分かった。今後,保護者にむけたインターネットを活用した相談情報の発信や,公共施設などでの相談案内などの啓発が重要であると思われた。
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.