Japanese
English
特集 失行
Disconnexion Syndromeと構成失行—脳梁後部切断例の研究を中心に
Disconnexion Syndrome and Constructional Apraxia: Block design performance following posterior callosal sectionning
杉下 守弘
1
,
岩田 誠
1
,
篠原 明
2
Morihiro Sugishita
1
,
Makoto Iwata
1
,
Akira Shinohara
2
1東京大学医学部脳研究施設神経内科
2順天堂大学医学部脳神経外科
1Dept. of Neurology, Institute of Brain Research, University of Tokyo
2Dept. of Neurosurgery, Juntendo University
pp.1019-1023
発行日 1981年10月15日
Published Date 1981/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203323
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I.はじめに
脳梁,前交連などの交連線維束の損傷によって生ずる左右半球間の離断症候群の研究は,1960年代から盛んとなり,失語・失行・失認の究明に多大な貢献をなしてきた。そして,それは,構成失行の究明についても例外ではない。本稿は脳梁・前交連などが切断された症例や脳梁の一部分が切断された症例の研究から得られた構成失行に関する知見を概観し,我々が行った脳梁後部切断例に関する研究を報告することを目的とする。
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