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特集 在宅精神医療—日常生活における指導と治療
Ⅰ.在宅精神障害者の動態(実態)とその処遇—何に困っているか,何ができるか,何をなすべきか
都市社会(川崎)における問題
Psychiatric Problems in Urban Area: A report from Kawasaki City
岡上 和雄
1
,
岸沢 真理子
2
,
栗田 正文
3
Kazuo Okagami
1
,
Mariko Kishizawa
2
,
Masafumi Kurita
3
1川崎市社会復帰医療センター
2大師保健所
3栗田病院
1Kawasaki City Psychiatric Rehabilitation Center
2Daishi Public Health Center
3Kurita Mental Hospital
pp.596-604
発行日 1976年6月15日
Published Date 1976/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202494
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I.はじめに
精神障害者の動態を正確にとらえることは,結論的にいえば,今日の段階では不可能に近いことのように思う。特に,都市においては,その感が深い。その理由については,今,ここで深入りする必要はないであろう(加藤1)は,それについての問題の所在を集約している)。
しかしながら,その大よその態様を頭に画くことは,みずからの実践の位置,実践の意義を探るために,大変,重要なことである。
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