Japanese
English
資料
長期通院患者についての調査—第1報 うつ状態症例について
Eine statistische und klinische Untersuchung der langwierigen ambulanten Patienten (Erste Mitteilung) Über die "depressive Zustände"
明楽 進
1
,
内藤 利勝
1
,
中田 輝夫
1
,
田辺 英恭
1
,
山口 仁
1
,
井上 道雄
1
,
関 英馬
1
,
伊東 昇太
1
,
高塩 悌二
1
,
李 海澈
1
,
西尾 友三郎
1
Susumu Myoraku
1
,
Toshikatsu Naito
1
,
Teruo Nakada
1
,
Hideyasu Tanabe
1
,
Masashi Yamaguchi
1
,
Michio Inoue
1
,
Hidema Seki
1
,
Shota Ito
1
,
Teiji Takashio
1
,
Kaitetsu Lee
1
,
Tomosaburo Nishio
1
1昭和大学医学部神経科教室
1Aus der Nervenklinik Universität Showa
pp.875-879
発行日 1975年8月15日
Published Date 1975/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202362
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I.はじめに
当大学は昭和3年昭和医学専門学校として発足し神経科は同11年に診療科目として独立したものである(もっとも教室としては昭和6年に講義の必要上設置されていた)。同専門学校はその後医科大学となり,次いで現在昭和大学医学部と名称,組織,規模などが変遷してきたのである。神経科は診療においては内科の中に含まれていたのであるが,独立してからいわゆる精神神経科としての病床も有していた。しかし多くの他の医科大学同様に精神病院とはおのずから異なった患者を対象としていたといえる。最近神経内科,脳神経外科などの診療科ないし教室が独立していくようなすうせい下で,当科でも扱う神経病患者は減少しつつある。
近来精神科診療において,とくに分裂病についてそうであるが,外来診療の重要性が見なおされてきていることは周知のとおりであり,そして大学の外来患者についての論文が日本でもいくつか出されている1,2)。
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