調査報告
長期通院分裂病者の実態調査
高野 正明
1
,
岡田 尚久
1
,
福澤 陽一郎
1
,
鷦鷯 保子
1
,
長岡 竹子
1
,
原島 百合子
1
,
小中 綾子
1
,
小豆澤 輝子
1
1島根県出雲保健所
pp.674-676
発行日 1978年10月15日
Published Date 1978/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205701
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はじめに
精神分裂病患者の社会適応を論ずる場合,community careの貧困な日本では病院依存のcareと家族に負うところが多い.今回,筆者らは,長期の経過をたどっている精神分裂病患者が,家庭でどのような生活をしているか,その家族関係はどうか,それが患者の病状,治療にどのような影響を与えるかを明らかにし,患者の社会復帰のあり方,家族指導のあり方などを検討するため,保健婦,病院,ケース・ワーカーによる家庭訪問によって実態調査を実施した.
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