Japanese
English
研究と報告
禁断症状を示した慢性Chlordiazepoxide中毒の3例
3 Cases of Chronic Chlordiazepoxide Intoxication and their Withdrawal Symptoms
林 泰明
1
,
東 恒子
1
,
門田 耕一
1
Yasuaki Hayashi
1
,
Tuneko Higashi
1
,
Koichi Kadota
1
1国立岡山病院神経科
1Dept. of Neuropsychiatry, Okayama National Hospital
pp.77-82
発行日 1974年1月15日
Published Date 1974/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202133
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
昭和38年に睡眠薬の一般市販が規制されるようになったが,これにかわっていわゆるminortranquilizerが乱用される傾向にあることについて,早くから警告がなされていた。なかでもmeprobamateについては,奥村らの禁断症状を呈した症例の報告1)以来,多数の慢性meprobamate中毒の症例が報告2〜4)されてきた。
そして昭和46年に至ってようやくminor tranquilizerも厚生省により要指示薬に指定されたが,その効果については,なお十分な注意と努力を要するものと思われる。
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.