座談会
Einheitspsychoseをめぐって—その1
千谷 七郎
1
,
高橋 良
2
,
木村 敏
3
,
飯田 真
4,5
,
新福 尚武
6
1東京女子医科大学神経精神科
2長崎大学神経精神医学
3名古屋市立大学神経精神医学
4都立大学人文学部
5東京大学分院神経科
6慈恵会医科大学精神神経科
pp.820-835
発行日 1973年8月15日
Published Date 1973/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202059
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新福(司会) この座談会を始めるにあたりまして,司会者の希望,意図を少し述べさせてもらいますと,最も重点をおきたいことは,内因性精神病の診断,分類を中心にしまして,臨床経験にもとづいた隔意のない論議を進めていきたいということです。こういう問題はとかく机上の論に走りがちなものですが……。
つぎには,必ずしも結論を求めないということです。ここで合意に達することは到底できないと思いますが,それぞれの立場,考え方,とくにそれぞれの臨床経験的根拠を明らかにすることは有意義ではないかと思います。
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