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研究と報告
刑法改正に関する私の意見 第1篇 責任能力(その3)—米国篇
My Opinions on the Reform of the Criminal Law
田村 幸雄
Yukio Tamura
pp.847-851
発行日 1967年11月15日
Published Date 1967/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201261
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Ⅰ.法家と精神科医との冷戦
英国でもM. N. R. を中心に法家と精神科医とが対立しているが,米国ではこの対立がいつそうひどいように思われる。米国では精神分析学や力動精神医学のさかんなのがその一因であろう。両者の対立は,犯罪者に対する態度の根本的相違にもとづくところが大である。
法家は一般につぎのような見解をもつ。
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