特集 薬物と精神療法
第2回日本精神病理・精神療法学会シンポジウム
指定討論
江熊 要一
1
1群馬大学医学部神経精神科
pp.472-475
発行日 1966年6月15日
Published Date 1966/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201019
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私は佐藤先生が薬物一辺倒であると考えておりましたので,おおいに討論できると思つていましたところ,私の考えと根本的には相異がありません。したがつて私の話はむしろ追加ということになりそうです。
ただ私は病院内の患者でなくて,社会生活のなかでの患者を見ている点で,佐藤先生が今後問題として残された点の一部を明確にしたいというわけであります。また,私は少し変わつた立場でお話いたしますので他の諸先生に対する討論になるかもしれませんが,討論者でなくて,主話者の気持でお話いたします。ただし時間は10分です。
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