Japanese
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研究と報告
Fluphenazineの精神分裂病に対する使用経験
The Clinical Use of Fluphenazine to Schizophrenics
吉村 真平
1,2
S. YOSHIMURA
1,2
1和歌山医科大学精神神経病学教室
2社会保険紀南綜合病院神経科
1Dept. of Neuropsychiatry Wakayama Medical University
2Kinan General Hospital
pp.421-424
発行日 1961年5月15日
Published Date 1961/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200332
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緒言
精神分裂病に対する治療は,クロールプロマジン,レセルピン,さらに近年になつてパーフェナジン,アセチールプロマジン,レボメプロマジン,メパジン,プロクロールペラジンなどの出現により画期的な飛躍を見るにいたつたことは,否定しえぬ事実である。
現在は,これらを中心として,より強力なまた一層すぐれた薬剤を探求することが,大きな課題とされているようである。ことに合成薬剤であるクロールプロマジンなどのフェノサイアジン系誘導体に関して種々の薬剤が提供され,使用されている。
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