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研究と報告
精神分裂病に対する2,3の向精神薬剤併用療法について—第1報 FluphenazineとChlordiazepoxideの併用
The combined pharmacotherapy on chronic schizophrenia
中村 希明
1
,
斧鋭 次郎
2
1慶応義塾大学神経科
2碧水荘病院
1School of Med. Keiō Univ.
2Hekisuiso Hospital
pp.641-649
発行日 1962年9月15日
Published Date 1962/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200478
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Ⅰ.緒言
精神分裂病に対する化学療法の発達はめざましいものがあり,とくに最近にいたつては,毎年のごとくに新薬が登場して,臨床医をしてその知識の整理に困惑を感じせしめるほどである。
しかし急性期には優秀な成績を示すこれら薬剤も,陳旧患者には効果がうすく,わずかにPerphenazine,Trifluopromazine,Prochlorperazine,Fluphenazineなどが比較的良好な成績を示すのみである。
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