特集 社会につながれない 隠されたひきこもり—8050問題
ひきこもりに対する地域支援
辻本 哲士
1
1滋賀県立精神保健福祉センター
キーワード:
ひきこもり関連法律
,
ひきこもりアセスメント
,
伴走型支援
,
多機関・多職種連携
Keyword:
ひきこもり関連法律
,
ひきこもりアセスメント
,
伴走型支援
,
多機関・多職種連携
pp.674-679
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209712
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【ポイント】
◆ひきこもりは社会問題として心に傷を負い,対人交流を避け,身を守っている状態である.ひきこもりそれ自体より,ひきこもりによって生じる生活困難が課題になる.
◆ひきこもり支援は公的制度によって衣食住を保障し,当事者が動きだせる環境を整備することである.多機関・多職種による多様性・継続性のある地域体制が必要になる.
◆ひきこもりからの回復は就学・就労ではなく,社会と接触しながら孤立せずに生活することである.「ひとり生活も楽しい,社会生活も楽しい」を目指す.
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