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特集 職場のメンタルヘルスと復職支援─その効果的な利用のために
気分障害の心理療法とリワーク―認知行動療法の活用
Psychotherapy and Return to Work for Patients with Mood Disorders: Application of cognitive behavior therapy
田島 美幸
1
Miyuki TAJIMA
1
1独立行政法人国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター
1National Center for Cognitive Behavior Therapy and Research, Tokyo, Japan
キーワード:
Cognitive Behavior Therapy
,
CBT
,
Return to work
,
Depression
Keyword:
Cognitive Behavior Therapy
,
CBT
,
Return to work
,
Depression
pp.741-745
発行日 2013年8月15日
Published Date 2013/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405102523
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はじめに
認知行動療法(cognitive behavior therapy;CBT)には,臨床場面でも一般的に行われている1対1の精神療法として行われる高強度認知行動療法(High-intensity CBT)と,書籍やインターネットを介した支援などを行ったり,心理教育や認知行動療法をグループの形態で実施する低強度認知行動療法(Low-intensity CBT)とがある。うつ病休職者の復職支援においては,支援を行うさまざまな領域において低強度および高強度の認知行動療法を展開していくことが可能である。本稿では,うつ病休職者の復職支援に携わる外来診療,リワークプログラム,企業の産業保健スタッフによる支援の各場面において,認知行動療法をどのように活用することができるかについて考察する。
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