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特集 障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽
多職種チームによるアウトリーチ地域活動
Community Outreach Activities by Multi-disciplinary Team
太田 順一郎
1
Junichiro OTA
1
1岡山市こころの健康センター
1Mental Health and Welfare Center of Okayama-City, Okayama, Japan
キーワード:
Outreach
,
Multi-disciplinary team
,
Community activity
Keyword:
Outreach
,
Multi-disciplinary team
,
Community activity
pp.179-189
発行日 2012年2月15日
Published Date 2012/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405102105
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はじめに―内閣府および厚生労働省における議論
今回の特集のテーマは「障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽」なので,現在進んでいる障害者権利条約の批准に向けた動きと関連した,アウトリーチ活動の話題から始めよう。
2006年,障害者権利条約が国連で採択された。内閣府は2010年1月に第1回の障がい者制度改革推進会議(以下,「推進会議」)を開催して,同条約批准に向けての法および制度の整備のための議論を始めた。この議論は,具体的には障害者基本法の抜本的改正,障害者自立支援法に替わる障害者総合福祉法(仮称)の制定,そして障害者差別禁止法(仮称)の制定を目指すものであった。
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