Japanese
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特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅰ)
医療観察法が実際にどのように運営されたか
How was the Medical Treatment and Supervision Act operated in Practice?
平林 直次
1
Naotsugu Hirabayashi
1
1国立精神・神経医療研究センター病院
1National Center Hospital of Neurology and Psychiatry, Tokyo, Japan
キーワード:
Medical Treatment and Supervision Act
,
MTSA
,
Guideline
,
Operation
,
Multi-disciplinary team
Keyword:
Medical Treatment and Supervision Act
,
MTSA
,
Guideline
,
Operation
,
Multi-disciplinary team
pp.1223-1230
発行日 2018年11月15日
Published Date 2018/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405205713
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はじめに
「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」(医療観察法)が施行され,約13年が経ち,医療観察法制度は定着し安定的に運用されているようにみえる。しかし,法施行当初,入院・通院指定医療機関の不足など決して順風満帆とは言えない状況が続いていた。本稿においては,医療観察法が施行され,どのように課題の解決が図られ医療観察法による医療が運営されたかについて述べ,また今後の課題や精神保健福祉法への般化の実現について検討する。
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