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特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
精神科での卒後研修で求められるもの
What is Required to Learn in the Psychiatric Program of the Rotating Post-graduate Training?
前田 久雄
1
Hisao MAEDA
1
1久留米大学医学部精神神経科
1Department of Neuropsychiatry, Kurume University School for Medicine
キーワード:
Patient-doctor relationship
,
Psychiatric emergency
,
Team care
Keyword:
Patient-doctor relationship
,
Psychiatric emergency
,
Team care
pp.1063-1065
発行日 2003年10月15日
Published Date 2003/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100903
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はじめに
来年度から開始される卒後臨床研修制度で,精神科も原則3か月の研修が必修化されたことの意義は極めて大きい。しかし,一方では,プライマリケア研修に必須なものとして精神科的素養が必要であることを,研修医一人ひとりに実感させ,さらには全体的な評価にも耐えうるものにしなければならないという重大な責務を担ったことにもなる。極論すれば,これまで,どちらかというと特殊な診療科であった精神科が,基幹科目の一つとして認知されるかどうかという試行期間を与えられたと見なすこともできよう。
医学界や医療政策上からの,このような要請に応えうる研修の質が精神科に求められているとの認識があるからこそ,今回の特集が組まれたものと考えている。
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