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特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
民間精神科病院における精神科卒後研修はどうあるべきか
How should be Postgraduate Training of Psychiatry in the Private Mental Hospital
水木 泰
1
,
峰松 則夫
1
,
関 健
2
Yasushi MIZUKI
1
,
Norio MINEMATSU
1
,
Ken SEKI
2
1医療法人下関病院
2城西病院
1Shimonoseki Hospital
2Shironishi Hospital
キーワード:
Postgraduate training of psychiatry
,
Private mental hospital
,
Character education for medical doctor
Keyword:
Postgraduate training of psychiatry
,
Private mental hospital
,
Character education for medical doctor
pp.1066-1070
発行日 2003年10月15日
Published Date 2003/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100904
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はじめに
厚生労働省から示されている新医師臨床研修制度における基本的な考え方は,医師としての人格を涵養すること,医学・医療の社会的ニーズを認識すること,プライマリケアへの理解を深め,患者を全人的に診ることができる基本的な診療能力を習得することの3点である。特にその中でプライマリケアと全人的医療の習得は臨床研修制度での大きな目標になっており,そのためには精神科的素養を身につけることが不可欠となる。日本の精神科病院のうち80%は民間病院であることから,精神科研修における民間精神科病院の役割は重要で,そこでの研修次第で今後の精神科研修が大きく左右されることになる。そこで今回,精神科の卒後臨床研修では何をどのように教えるべきかを,民間精神科病院の立場から少し具体的に述べる。
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