動き
「第16回世界児童青年精神医学会議」印象記
白瀧 貞昭
1
1武庫川女子大学
pp.102
発行日 2005年1月15日
Published Date 2005/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100178
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第16回世界児童青年精神医学会議(World Congress of the IACAPAP)が2004年8月22日~26日,ドイツ・ベルリンにて開催された。この会議は1998年のストックホルム大会まで正確に4年ごとに開催されていたが,2002年のインド・ニューデリーでの第15回大会は印パ紛争のために直前になって開催が危ぶまれ,IACAPAP会議としては開催されなかった(結局,インド国内大会として実際には開催されたのでIACAPAPは第15回大会の称号のみを与えた)。このままでは正式の次の大会まで間が空きすぎるということで急遽,今回のベルリンでの会議開催となったのである。
今回の会議の会長はドイツ,マールブルク大学医学部児童精神医学講座の主任を務めるレムシュミット教授であった。参加者数はIACAPAPに加盟している世界43か国,7関連団体を中心に世界78か国から2,300人ほどであったと閉会式の折にレムシュミット教授は報告された。このレムシュミット会長の報告によれば,ドイツからの参加者が最も多かったのは当然のことながら,アメリカからは145人ほど,次いで日本からも約90名ほどが参加したとのことであった。
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