動き
第6回世界精神医学会議印象記〔その2〕
加藤 正明
1
Masaaki Kato
1
1国立精神衛生研究所
1National Institute of Mental Health
pp.92-94
発行日 1978年1月15日
Published Date 1978/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202713
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Ⅰ.「精神医学における倫理問題」について
すでにその詳細が述べられているが,若干追加すると,Bukowskyの問題がすでに,1971年のWPAおよびWFMHでとりあげられずに終わったあと,とくにイギリスの精神科医の間に,ソ連の精神医学の乱用を非難するワーキング・グループが積極的な活動を展開した。それはWorking Group on the Internment of Dissenters in Mental Hospitalsと名付けられ,フルボーン病院長D.クラークをはじめとする10名のパネル・メンバーが名を連ねている。このグループは1977年に3つのパンフレットを公表しており,それは“New Bulletin on Psychiatric Abuse in Soviet Union”,“Political Abuse of Psychiatry in the Soviet Union”および“Dr. Semyon Gluzman;The Imprisoned Conscience of Soviet Psychiatry”である。(Hon. Secretary, 13 Armitage Road, Golders Green, London NW 118 QTまたはMargrit Wreschner, 60 Riverside Drive, New York, N.Y. 10024)
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