動き
「第7回世界精神医学会議」印象記(1)
森 温理
1
Atsuyoshi Mori
1
1東京慈恵会医科大学精神神経科教室
1Department of Neurology and Psychiatry, Jikei University School of Medicine
pp.330-331
発行日 1984年3月15日
Published Date 1984/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203739
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第7回世界精神医学会議(VII World Congress of Psychiatry)は7月11日から16日までオーストリアのウィーンで開かれた。会長はWPAの事務局長であるP. Bernerウィーン大学精神科教授。前回ハワイのホノルルで行われた大会から数えて6年ぶりのことである。プログラムによるとplenary lecture 10,sectionsymposium 56,free symposium 101,そのほかfree paper 2,000,演題数は合計3,000を超すという大きな会議で,これは前回ホノルルでのsymposium 29,free paper 1,100と比較してもはるかに大きな規模である。会期中,plenary lectureとposter presentation(800題)とは毎日午前ウィーン市公会堂で行われ,symposiumとfree paperとは午後ホフブルグ宮殿とウィーン大学とに分かれて行われた。ウィーン市はさして広くはないが,やはり3会場に分散しているのはやや不便であった。このような大きな会議なのでその印象を語ることは大変困難であるが,本誌編集部からの依頼で,その前半(11〜13日)について私の見たかぎりのことを報告したい。
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