Japanese
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Bedside Teaching
血液ガス−1.サンプルの扱い方—採血から測定の問にどのような変化があるか
Blood Gas:1. Factors affecting the result of arterial blood gas analysis
後藤 幸子
1
,
福家 伸夫
1
Yukiko Goto
1
,
Nobuo Fuke
1
1帝京大学医学部付属市原病院集中治療センター
1Intensive Care Center, Teikyo University School of Medicine, Ichihara Hospital
pp.595-599
発行日 2000年6月15日
Published Date 2000/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902107
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血液ガスは採血したらなるべく早く測定する.空気は入れない.測定までに時間がかかる場合は氷水の中に入れたほうがよい.これらは,血液ガスのサンプルの扱い方としてよく知られている.ところで具体的に「なるべく早く」というのはどのくらい早いことをいうのか,それより遅いと,どのようなデータの違いが生じるのか,空気を入れたらどうなるのか,氷水に入れないで放置した場合,結果にどのような影響がでるのか.このような疑問に正確に答えられる人はそう多くはないだろう.
そこで,ここではそのような採血から測定の間の因子が血液ガスの結果に与える影響について述べてみたい.
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