Japanese
English
特集 肺疾患と細胞内シグナル
気道平滑筋収縮
Contraction of Airway Smooth Muscle
飯塚 邦彦
1
,
森 昌朋
1
Kunihiko Iizuka
1
,
Masatomo Mori
1
1群馬大学医学部第一内科
1First Department of Internal Medicine,Gunma University Faculty of Medicine
pp.873-884
発行日 1999年9月15日
Published Date 1999/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901957
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はじめに
本稿では平滑筋収縮研究における最近の進歩に対比するかたちでできるだけ気道平滑筋での報告と非気道平滑筋を区別して概説したい.なお,細胞外からのCa2+流入は最も重要な収縮メカニズムのひとつであるが,臨床的にCa2+拮抗剤が抗喘息作用を持たないこと,またイオンチャネルの要素を排除した透過処理標本でのわれわれの成績を主に用いて論じたことより膜電位,電位依存性Ca2+チャネルや受容体活性化Ca2+チャネルについては触れていないことを容赦願いたい.平滑筋一般の収縮機構については他の総説を参照されたい1〜3).
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