Japanese
English
Bedside Teaching
Volume Reduction Therapy—慢性びまん性肺気腫への応用
Volume Reduction Therapy:Treatment for chronic diffuse emphyselna
伊達 洋至
1
,
五藤 恵次
2
,
宗田 良
3
,
清水 信義
1
Hiroshi Date
1
,
Keiji Goto
2
,
Ryo Souda
3
,
Nobuyoshi Shimizu
1
1岡山大学医学部第2外科
2岡山大学麻酔・蘇生科
3国立療養所南岡山病院内科
1Department of Surgery II, Okayama University School of Medichle
2Department of Anesthesiology and Resuscitology, Okayama University School of Medicine
3Department of Internal Medicine, Minami-Okayama Hospital
pp.1007-1011
発行日 1998年10月15日
Published Date 1998/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901778
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
男性の喫煙率がいまだに55%にも及ぶ日本において肺気腫患者は増加しており,過去10年間における死亡数も60%増加している.在宅酸素療法を行っている患者数も15,000人に達するという.喫煙によって破壊された肺胞は非可逆性であり,内科的治療での劇的な改善は期待できない.
近年,これまでは外科的治療の対象ではなかったびまん性肺気腫のなかに,外科治療によって明らかに呼吸困難の改善する症例があることが証明された.この手術はLung Volume Reduction Surgery(LVRS)と呼ばれる.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.