今月の主題 内科医が知っておきたい外科的治療のUpdate
呼吸器外科
肺気腫に対するlung volume reduction surgery
伊達 洋至
1
,
清水 信義
1
,
宗田 良
2
1岡山大学医学部第2外科
2国立療養所南岡山病院内科
pp.1136-1138
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908204
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ポイント
びまん性肺気腫患者は,過膨張した気腫肺のために,横隔膜などの呼吸筋が最大吸気位で固定された状態にある.lung volume reduction surgeryは,最も気腫化の強い部分を切除することによって,胸腔内に余裕を作って,呼吸筋の機能を回復させる手術である.これによって,患者の呼吸困難は著明に改善する.
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