Japanese
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特集 最近話題の薬物誘起性心肺障害
薬物誘起性間質性肺炎
Drug Induced Interstitial Pneumonia
山田 和人
1
,
大田 健
1
Kazuhito Yamada
1
,
Ken Ohta
1
1帝京大学医学部内科
1Department of Internal Medicine, Teikyo University School of Medicine
pp.657-663
発行日 1998年7月15日
Published Date 1998/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901723
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はじめに
呼吸器障害を引き起こしうる薬剤は多種多様であり,薬理学的に一定の傾向もなく極端にいえばどの薬剤でも呼吸器障害を引き起こす可能性を有しているともいえる.呼吸器病変としては様々なものが知られており,間質性肺炎,好酸球性肺炎,BOOP(bronchiolitis obliterans organizing pneumonia),好酸球性肉芽腫,過敏性肺炎,気道攣縮,非心原性肺水腫,肺出血,肺血栓塞栓症,胸水貯留など,その病像も多彩である.
このなかでも間質性肺炎が頻度,予後の面から,また他疾患との鑑別に苦慮することも多く重要と思われる.
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