Japanese
English
特集 呼吸器と救命救急
気道異物
Foreign Body of Air Passage
日野原 正
1
Tadashi Hinohara
1
1獨協医科大学気管食道科
1Department of Broncho-Esophagology, Dokkyo University School of Medicine
pp.851-854
発行日 1995年9月15日
Published Date 1995/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901110
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はじめに
気道の異物事故は,その啓蒙にもかかわらず跡を絶たないばかりでなく,将来とも絶無にすることはできないであろう.
異物事故は多くの場合,直前まで患者が健康であるだけに,一旦不幸な転帰を辿ると家人の悲嘆は大きく,殊に気道異物は即窒息につながることもあるので,事は重大である.
本稿では自験例をもとに,プライマリーケアの立場から救急を要する喉頭・気管・気管支異物に焦点を合わせ,記すこととする.
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