Japanese
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特集 チェーン-ストークス呼吸
チェーン-ストークス呼吸への循環機能の関与
Cheyne-Stokes Respiration and Hemodynamics
小山田 吉孝
1
,
鈴木 浩一
1
,
山口 佳寿博
1
Yoshitaka Oyamada
1
,
Kouichi Suzuki
1
,
Kazuhiro Yamaguchi
1
1慶應義塾大学医学部内科
1Department of Internal Medicine, School of Medicine, Keio University
pp.443-447
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901049
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1818年,アイルランドの医師John Cheyneは,心不全を合併した脳出血患者の未期に認められた過換気と無呼吸を周期的に繰り返す異常呼吸について報告した1〜3).以来,Cheyne-Stokes呼吸(以下,CSR)に関わる循環機能の役割について種々の知見が得られ,また一方で,様々な議論が現在に至るまで続いている.
本稿ではCSRへの循環機能の関与について,最近の知見を中心に解説する.なお,周期性呼吸(無呼吸を合併しないが,規則的に1回換気量の増大と減少を繰り返すもの)はその発生機序の類似性からCSRの一亜型と考えられる.したがって本稿では,周期性呼吸も含めて論じることとする.
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