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特集 在宅酸素療法—最近の進歩
世界における在宅酸素療法の現状
Home Oxyeen Therapy in the World
吉良 枝郎
1
Shiro Kira
1
1順天堂大学医学部呼吸器内科
1Department of Internal Medicine, Juntendo University School of Medicine
pp.407-413
発行日 1994年5月15日
Published Date 1994/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900856
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はじめに
1993年9月20〜22日順天堂大学有山記念講堂で,国際シンポジウム“慢性呼吸不全患者の在宅ケア”を開催することができた.オーストラリア,フィンランド,フランス,ドイツ,イタリア,韓国,ポーランド,スペイン,スウェーデン,台湾,アメリカ,イギリスの各国,最後の時点で自発的に参加していただきプログラムには載せることができなかったカナダ,そして日本を含め14力国から,この分野の各国の指導的地位を占める研究者の参加がえられた(図1).9月26日からヨーロッパ呼吸器病学会がイタリアのフィレンッエで開催されるというきわめて多忙な時期に,かくも多くの研究者に,特にヨーロッパからの方々に参加していただいて深く感謝している.Petty教授は米国のNoctural Oxygen Therapy Trial Group(NOTT)の中心メンバーであることは改めて紹介するまでもないであろう.アメリカからはさらにUniversity of Washington,Divi-sion of Pulmonary Medicine and Critical Careの教授であるDr.Pierson,呼吸器患者のリハビリで世界的に有名なNett女史が参加された.Dr.Pettyには本シンポジウム企画のはじめから種々助言を頂いた.
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