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講座
Impedance法による心拍出量の測定—現状
The present status of the impedance plethysmography as a method for cardiac output measurement
吉良 枝郎
1
Shiro Kira
1
1自治医科大学呼吸器内科
1Division of Respiratory Diseases, Dept. of Int. Med., Jichi Medical School
pp.1085-1089
発行日 1975年12月15日
Published Date 1975/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202844
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I.わが国におけるlmpedance plethysmography研究のその後
無侵襲生体計測法の1つとして,しかも心拍出量連続測定の可能性をもつものとして,Impedance plethysmographyへの関心が急速に臨床家の中に高まって来たこと,そして74年3月までわが国において本法についての検討がどのようになされて来たかについて,本誌22巻9号4頁1)に報告した。かかる趨勢に対し新しい計測法の長所と限界,計測法の基準化などを基礎的に検討する必要のあることが日本ME学会から指摘され,日本ME学会の専門別研究会の1つとしてImpedance Plethysmography研究会が74年4月より発足することも同報告の末尾にふれておいた。その後の研究の進みは本研究会の活動情況に反映されているものと言えよう。
図1は本研究会参加登録者を75年4月にまとめたものである。日本全国から130余名の方々がその希望をよせられ,研究会発足を支持された。図上クローズドサークルはM (医療関係者)側の,オープンサークルはE (医用電子工学関係者)側の参加者を示し,大きいサークルはそれぞれ1コ10名の登録者を示す。
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