Japanese
English
Bedside Teaching
LDLアフェレシス
LDL-apheresis
古賀 伸彦
1
Nobuhiko Koga
1
1古賀病院
1Koga Hospital
pp.133-139
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900811
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はじめに
LDLコレステロールが動脈硬化の重要な危険因子であることが明らかにされ,コレステロール低下治療の重要性が注目を浴びている.最近の強力なコレステロール低下薬の開発により,コレステロール血症患者の多くは治療可能となったが,家族性高コレステロール血症(FH),とくにホモ接合体FHや一部のヘテロ接合体FH(ヘテロFHの約5%)などの難治性高コレステロール血症患者に対しては,通常の薬物や食事療法のみでは治療効果は不十分で,特殊治療として完全静脈栄養,部分回腸バイパス,血漿交換,肝移植などが試みられてきた.近年では,LDLアフェレシス(low-density lipoprotein apheresis)が開発され,治療効果,安全性などの観点から広く臨床応用されるようになった.
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