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特集 前立腺肥大症の薬物療法─使い分けのポイント
〈併用・追加・代替療法〉
抗コリン薬
Anticholinergic drugs for benign prostatic hyperplasia
松田 陽介
1
,
横山 修
1
Yosuke Matsuta
1
,
Osamu Yokoyama
1
1福井大学医学部医学科器官制御医学泌尿器科学
キーワード:
抗コリン薬
,
併用療法
,
膀胱出口部閉塞
Keyword:
抗コリン薬
,
併用療法
,
膀胱出口部閉塞
pp.418-423
発行日 2016年5月20日
Published Date 2016/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205710
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▶ポイント
・前立腺肥大症を有する過活動膀胱患者に対して,α1遮断薬と抗コリン薬の併用投与の有効性と安全性が示されている.
・まずα1遮断薬の単独投与で治療を開始し,過活動膀胱症状が残存する場合に抗コリン薬を追加投与することが推奨される.
・排尿症状の程度が強い場合,前立腺体積が大きい場合,高齢者などでは,排尿困難・尿閉などの有害事象に注意し,低用量から処方を開始する.また,残尿量の増加や有害事象について,頻回の観察を行うなどの配慮を要する.
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