Japanese
English
装置と方法
10Hz呼吸抵抗計の試作と気管支喘息のバイオフィードバック療法への応用
Trial of 10Hz Respiratory Resistance Meter and its Application to the Biofeedback Therapy of Bronchial Asthma
廣川 豊
1
,
近藤 哲理
1
,
太田 保世
1
,
白倉 克之
2
,
須田 真
3
Yutaka Hirokawa
1
,
Hetsuri Kondou
1
,
Yasuyo Ohta
1
,
Katsuyuki Shirakura
2
,
Shin Suda
3
1東海大学医学部第二内科
2東海大学医学部精神科
3日本光電工業(株)
1Department of Internal Medicine, School of Medicine, Tokai University
2Department of Psychiatric Medicine, School of Medicine, Tokai University
3Nihon Koden Co
pp.249-253
発行日 1992年3月15日
Published Date 1992/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900439
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Oscillation法による呼吸抵抗の測定は1956年DuBoisらにより考案された1).わが国では1970年,3〜10Hzの範囲で周波数を変えられる呼吸抵抗計が市販され,現在では3Hzの固定式の装置が普及している2).呼吸抵抗の測定は,気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患に対して,臨床的検査,疫学的検査,呼吸生理学的研究に広く応用されている3).気道過敏性測定装置(アストグラフ)への応用はその1例で,気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患の診断に使用されている4).また,気管支喘息の治療にも応用され,呼吸抵抗値を情報源としたバイオフィードバック療法が試みられている6).
筆者らは,今回呼吸成分を取り除くために周波数を10Hzに設定し,圧力源としてスピードカーを使用し,バイオフィードバック療法での使用をも念頭に入れた呼吸抵抗計を試作した.
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