巻頭言
心臓代謝学の歩み
永野 允
1
1東京慈恵会医科大学青戸病院内科
pp.101
発行日 1990年2月15日
Published Date 1990/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900090
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心臓疾患を代謝や微細構造の面より観察しようとする試みは,1960年前後からである。当時は実験的には高エネルギー燐酸,解糖系やミトコンドリア機能の面から研究されていた。
臨床的には冠静脈カテーテルを用いて,ブドウ糖,乳酸あるいは脂肪酸の面から心臓代謝の研究が行われ始めたわけである。
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