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特集 Onco-Cardiology—がんと循環器における新しい関係
原発性心臓腫瘍と転移性心臓腫瘍—その頻度や検査方法,ならびに合併症について
Primary Cardiac Tumors and Cardiac Metastases
北原 康行
1
Yasuyuki Kitahara
1
1都立駒込病院循環器内科
1Department of Cardiology, Tokyo Metropolitan Cancer and Infectious Diseases Center Komagome Hospital
pp.899-903
発行日 2016年9月15日
Published Date 2016/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404206030
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はじめに
原発性心臓腫瘍は頻度の高い疾患ではなく,また転移性心臓腫瘍は生前での発見が少なく剖検で報告されることが多いため,日常診療で経験することが少ない領域である.しかしながら,心臓腫瘍は心筋障害や不整脈,心血管塞栓症などの重大な合併症をもつことや1〜4),悪性腫瘍がわが国の死亡原因の主要因であることから,転移性心臓腫瘍を含めた心臓腫瘍の頻度や検査方法そして合併症について理解しておく必要がある.
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