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特集 IPF治療の最新の話題
急性期,急性増悪期IPF—ステロイド,免疫抑制剤使用の適否
Acute/Acute Exacerbation of IPF:Indication of Steroid or Immunosuppressant
小田 桂士
1
,
迎 寛
1
Keishi Oda
1
,
Hiroshi Mukae
1
1産業医科大学医学部呼吸器内科学
1Department of Respiratory Medicine, University of Occupational and Environmental Health
pp.127-131
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205634
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はじめに
特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis;IPF)は緩徐進行性の線維化疾患である.平均予後は3〜5年と短く1,2),悪性疾患の予後とほとんど変わらない3).IPFの自然史は,多様な経過を辿ることが知られているが4),代表的な死亡原因は急性増悪,慢性呼吸不全,肺癌,感染症である.本邦では,急性増悪が死亡原因のおよそ40%を占めると報告されており5),急性増悪に対するマネージメントは重要である.本稿では,急性増悪に対するステロイド,免疫抑制剤使用の適否について触れる.
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