Japanese
English
装置と方法
冠静脈血中酸素飽和度連続モニターリングによる心筋虚血の早期検出
Early detection of myocardial ischemia by continuous monitoring of coronary venous oxygen saturation
三国谷 淳
1
,
菊池 文孝
1
,
花田 裕之
1
,
小松 隆
1
,
小野寺 庚午
1
,
高 明休
2
,
三上 雅人
2
,
成田 弘達
2
,
松井 哲郎
3
,
大池 弥三郎
4
Atsushi Mukuniya
1
,
Fumitaka Kikuchi
1
,
Hiroyuki Hanada
1
,
Takashi Komatsu
1
,
Kogo Onodera
1
,
Meikyu Koh
2
,
Masato Mikami
2
,
Hiromichi Narita
2
,
Tetsuro Matsui
3
,
Yasaburo Oike
4
1弘前大学医学部第二内科
2青森厚生病院内科
3弘前大学保健管理センター
4黎明郷リハビリテーション病院
1The Second Department of Internal Medicine, Hirosaki University School of Medicine
2Department of Internal Medicine, Aomori Kosei Hospital
3Health Administration Center, Hirosaki University
4Reimeikyo Rehabilitation Hospital
pp.295-299
発行日 1989年3月15日
Published Date 1989/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205441
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虚血性心疾患の心筋虚血検出法として心電図はルーチンに用いられ,冠血管構築を明らかにする冠動脈造影法も一般に普及した。そして冠血流量の定堆的測定を可能にした持続的局所熱希釈法1)は心筋虚血の成因を臨床的に考慮する上で有意義である。しかし,それらの方法でも心筋虚血を検出する上で十分というわけではない。
われわれは心筋の虚血をより早く,より正確に検出する方法として冠静脈血中酸素飽和度の連続測定を臨床的に50数例で行った。そこで本稿では,われわれの行っている方法を具体的に紹介し,その問題点などにつき考察を加えて報告する。
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