Japanese
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解説
高速度立体的CT(Dynamic Spatial Reconstructor)による心臓の研究
Studies of Heart with Dynamic Spatial Reconstructor
岩崎 勤
1
Tsutomu Iwasaki
1
1信州大学医学部老年科
1Department of Geriatric Medicine, Shinshu University School of Medicine
pp.139-145
発行日 1987年2月15日
Published Date 1987/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205002
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はじめに
CTの出現以来,脳,肺,そして骨や腹部などの断層撮影は大きく進歩したが,心臓に関しては種々の問題があり,通常のCTでは診断や研究には充分ではない。それは心筋が毎分60〜80回のスピードで拍動しており,その最大運動速度は10cm/秒位になる部位もあることである。また,心臓の長軸が人間の頭尾線とは平行でなく傾斜していることなども問題となる。それで,これらの諸問題を解決するため心臓を高速でスキャンし,その立体像を作って診断や研究に役だてるために,DynamicSpatial Reconstructor(DSR)が米国ミネソタ州ロチェスターのメイヨークリックで考案・製作された。
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