Japanese
English
Bedside Teaching
ホルモン産生肺腫瘍
Functioning Lung Tumor
山本 記顕
1
,
吉村 博邦
1
,
亀谷 徹
2
Noriaki Yamamoto
1
,
Hirokuni Yoshimura
1
,
Toru Kameya
2
1北里大学医学部胸部外科
2北里大学医学部病理
1Department of Chest Surgery, Kitasato University School of Medicine
2Dept. of Pathology, Kitasato University School of Medicine
pp.401-406
発行日 1986年4月15日
Published Date 1986/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204852
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本来のホルモン産生能を持たない臓器に発生した腫瘍を異所性ホルモン産生腫瘍といい,現在までに多々の報告を認める。代表例として腸管,気管支,縦隔に発生した腫瘍によるカルチノイド症候群があげられるが,なかでも肺はホルモン産生腫瘍の宝庫ともいわれ,他臓器に比べてその頻度が高い。また発生する腫瘍の多様性および産生するホルモンの多彩なことでも瞠目に値する。その本質が現在すべて解明されているわけではないが,貴重なACTH-MSH産生肺癌の一臨床例を糸口としてホルモン産生腫瘍の理解を深め,あわせて問題点を論じたい。
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