Japanese
English
Bedside Teaching
肺・胸郭疾患の超音波診断
Ultrasonographic diagnosis of lung and thorax
名取 博
1
,
松岡 緑郎
1
,
石原 照夫
1
,
檀原 高
1
,
貫和 敏博
1
,
荒井 達夫
1
,
吉良 枝郎
1
Hiroshi Natori
1
,
Rokuro Matsuoka
1
,
Teruo Ishihara
1
,
Takashi Danbara
1
,
Toshihiro Nukiwa
1
,
Tatsuo Arai
1
,
Shiro Kira
1
1自治医科大学呼吸器内科
1Dept. of Internal Medicine, Jichi Medical school
pp.569-574
発行日 1984年6月15日
Published Date 1984/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204457
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呼吸器疾患の診断については,問診,身体所見に次いで,胸部エックス線写真がその後の診断計画に大きな役割をはたしていることが多い。肺の含気を陰性造影剤として詳細なエックス線解剖学的解析を行いうる胸部エックス線写真ではあるが,図1,2,3にも示したように,日常の臨床ではこれに加えて以下に述べる情報の必要性を感ずる限局性陰影を呈する症例にしばしば遭遇する。
第1に胸壁,縦隔,横隔膜に接する病変と周囲臓器との関係,含気性を失った病変の内部構造,あるいは胸水,胸腔の情報であり,これらのradiopaqueな部位の非侵襲的な映像化が望まれる。
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