特集 循環機能の正常値
左心室の弛緩期力学的特性
久納 隆一
1
,
菅 弘之
1
1国立循環器病センター研究所心臓生理部
pp.701-704
発行日 1982年7月15日
Published Date 1982/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204034
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心室の弛緩期(拡張期)の特性は種々の病態で影響をうけ1),収縮期特性の変化より早期に出現することも多い。ここでは心室の弛緩期の特性を大きくふたつにわけた。ひとつは弛緩の速さ,もうひとつは心筋もしくは心室全体の弛緩末期のstiffnessである。本稿ではこれらに関し,とくに左心室での正常値を集めてみた。比較の意味で各種疾患での値も併記した。
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