Japanese
English
装置と方法
Working Heart Preparationと虚血モデル
Techniques for Perfusing Isolated Working Rat Hearts and Ischemic Heart Model
望月 正武
1
,
石川 真一郎
1
,
小笹 春樹
1
,
笹生 文雄
1
,
阿部 正和
1
Seibu Mochizuki
1
,
Shinichiro Ishikawa
1
,
Haruki Ozasa
1
,
Fumio Saso
1
,
Masakazu Abe
1
1東京慈恵会医科大学第3内科
1Department of Medicine, The Jikei University, School of Medicine
pp.1195-1201
発行日 1981年11月15日
Published Date 1981/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203877
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1895年,ドイツのLangendorff1)によりラット剔出心灌流法が報告されて以来3/4世紀以上もの間,この装置が各国で使われて来た。しかし,この装置は簡便な反面,大動脈だけをカニュレーションして逆行性に心臓を灌流するため,生理的状態からかけ離れているという欠点を持っている。その後,Morgan2),Opie9)らにより手を加えられたが,いずれも心臓が灌流液を"pump"するものではなかった。
1967年,米国のNeely6)はこれを生理的状態に近づけるため,左房と大動脈をカニュレーションして心臓を灌流した。これがworking heart preparationである。
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