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特集 カテコールアミンをめぐる諸問題
摘出イヌ心臓の調律および収縮に及ぼす温度変化とカテコールアミンの効果
Effects of temperature changes on catecholamine-induced responses of the isolated dog atrium
千葉 茂俊
1
,
古川 安之
1
,
岩月 和彦
1
Shigetoshi Chiba
1
,
Yasuyuki Furukawa
1
,
Kazuhiko Iwatsuki
1
1信州大学医学部薬理
1Dept. of Pharmacol., Shinshu Univ. Sch. Med.
pp.703-706
発行日 1981年7月15日
Published Date 1981/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203799
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哺乳動物心臓の機能に及ぼすカテコールアミン類の効果に関しては従来より数多くの報告がある1〜5)。これらカテコールアミン効果が心臓の温度変化に伴ってどのように影響を受けるのかについては摘出心臓を使用して報告されている3,6〜8)。しかし哺乳動物の摘出心筋を用いた場合にその標本の基本調律数が常温における生体に比較してかなり低くなってしまっている9)。先に著者等は供血犬の動脈血で摘出イヌ心房筋を交叉灌流することにより,摘出心房筋が生体位静止時心拍数に近似の値を示すことを報告した10,11)。その血液灌流イヌ摘出心房筋標本を使って,カテコールアミンの効果とその温度変化による影響を検討した。
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