Japanese
English
特集 カテコールアミンをめぐる諸問題
房室接合部自動能に対するジギタリスの作用とそれに対する交感神経の関与
The effect of ouabain on the automaticity of the A-V junctional area with reference to sympathetic nervous system
矢野 捷介
1
,
早野 元信
1
,
深谷 真彦
1
,
木谷 文博
1
,
満岡 孝雄
1
,
松本 頼明
1
,
橋場 邦武
1
Katsusuke Yano
1
,
Motonobu Hayano
1
,
Masahiko Fukatani
1
,
Fumihiro Kiya
1
,
Takao Mitsuoka
1
,
Yoriaki Matsumoto
1
,
Kunitake Hashiba
1
1長崎大学第3内科
13rd Dept. of Int.Med., Nagasaki Univ.
pp.707-711
発行日 1981年7月15日
Published Date 1981/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203800
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
心臓の自動能に対するDigitalisの作用はその投与量,作用部位によっても異なり,その直接作用の他に自律神経を介する間接作用もあるとされている。房室接合部は解剖学的,電気生理学的に種々の特性を有し,下位自動中枢として最も重要な位置を占めている。房室接合部に対するDigitalisの作用として,この部位の伝導性を抑制することはよく知られているが,自動能に対する作用およびその機序の詳細は必ずしも明らかにされていない。
著者らは犬のin situ実験で,Ouabainを房室接合部に選択的に作用させて,その自動能の変化を観察し,その変化に対する交感神経の関与を検討した。
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.